エレコン電線(高強度けい素ゴム絶縁電線)

エレコン電線とは

エレコン電線とは、機械的高強度のけい素ゴム混合物(以下シリコーンゴムと言う)で絶縁された耐寒・耐熱(-30℃~+180℃)電線で、石川特殊電線株式会社の商品名であります。

問題を一挙に解決

従来シリコーンゴム絶縁電線は、絶縁物に使用されたシリコーンゴムが機械的に極めて弱いため、絶縁体上にガラス繊維を編組し補強されたもので、シリコーンゴム絶縁ガラス編組電線として規格化されていますが、ガラス編組することによって必然的に、使用上の多くの問題点が発生しています。今回の法改正により問題点を一挙に解決し、シリコーンゴムの基本的な特性は充分に確保されて居ります。

エレコン電線の利用

エレコン電線は、従来のシリコーンゴム絶縁ガラス編組電線と比較して、次の利点があります。
1) ストリッピングが簡単で仕上りが奇麗である。
2) ワイヤーストリッパーの摩滅が少ない。
3) ガラス繊維による作業者の皮膚に対する温疹等の刺激が皆無となる。
4) 端末のホツレは無用とする。
5) 以上の利点によって作業能率の向上と労務管理上の支障が激滅する。

従来使用されたシリコーンゴムとエレコン電線に使用されるシリコーンゴムの特性比較表を次に示します。

シリコーンゴム特性比較表

  絶縁体の引張強さおよび伸びの規格値 測定値
室温に於ける値 加熱後の残率220℃/96H 室温に於ける値
引張強さ(MPa) 伸び(%) 引張強さ(MPa) 伸び(%) 耐引裂性(N/cm)
従来使用のシリコーンゴム 4 200 70 60 186.3
エレコン電線用シリコーンゴム 7 200 70 60 250.0